
私たち『小林商店』はブランド価値をカタチにする事を目標として、店舗デザインを重視した施工までを行う会社です。お客様が何を重視しているかをしっかり話し合った上で、小林商店が得意とする一点ものの素材を使用した空間づくりを得意としています。
これまでのブログでは主に現場の雰囲気をお伝えしてきましたが、お客様のリクエストがありましたので完成までの流れをお伝えしていきます!
第一段階の『店舗コンセプト立案』について
お客様からご連絡を頂いたらまず、現場調査を行います。その際にスケジュールや予算、店舗イメージをお聞きします。何よりも大事なのは現地を見て、やりたい事が実現できる物件かを確認する事です。小林商店が得意とする飲食店は、電気容量やガス容量、給水は排水などのインフラ容量がとても重要になってきますので、現地調査に伺う事にしています。
そこから『あなた=お客様』の『ブランド価値=店舗の特徴』を『カタチ=空間』にする為、私たち『小林商店』からも店舗の特徴を生かす為ご提案をさせて頂き、お客様と綿密なミーティングを重ねに重ねます。
『あなたのブランド価値をカタチにします』
私たち『小林商店』は、お客様の声をたくさん聞く事にしています。何故なら、皆様の声には空間づくりのヒントとなる言葉が詰まっているからです。何気ない言葉や仕草、服装や趣味などから着想を得て空間づくりに活かしていきます。
最初は『店舗』を任せるのは誰でも抵抗があったり、心配だったり、どんな会社か気になったりするのが当然だと思います。わからない事や質問などは電話やホームページ、InstagramやTwitterなどで募集していますので気兼ねなくお問い合わせください。
今回の舞台となるのは『伊勢佐木町 吉祥様』
伊勢佐木町の老舗鮨屋である鮨の吉祥の移転計画について話していきます。オーナー様は知り合いの方からの紹介でした。お電話にてお話を頂き、まずは現場へお邪魔することに。そこで初めての顔合わせとなりました。
いつもの通り、物件の状況を確認します。今回はコンクリート造のフルスケルトンの物件でした。30坪の変形平面をしており、天井高が高い物件です。過去に重飲食が入店したいた区画なのでインフラ容量も充分でした。



この時にオーナー様の理想像や大体のイメージを聞きます。この時は10分程度の立話で席数をお聞きするだけでしたが、通常は現場調査の結果を報告し、小林商店の会社説明を行い、具体的なイメージをお聞きする事が多いです。時間としては大体1時間程度になります。
お話をお伺いしたあと事務所に帰り、すぐコンセプトシート、平面図を作成作業に取り掛かります。10分程度の立ち話でしたのであまりヒントとなるイメージはありませんでしたが、既存店の移転という事で既存店をネットで検索し、お人柄を想像してコンセプトを作っていきます。
オーナーさんは職人さんだけあって綺麗な白衣を着ていました。また、会社名に嘉祥という言葉を使用したり、店舗名も吉祥と縁起の良いネーミングを好んでおり、おそらく職人や縁日の舞台というテーマが合うのではないかと感じていました。
コンセプトは「神輿や祭りなどのハレの日をイメージした店舗」
コンセプト立案は物件を見て現実的に出来る事、お客様からの席数や店舗イメージなどのご要望内容、弊社が得意とする内装等を総合して考えていきます。平面を考え、その後にイメージ写真を探し、また平面を考え、、、という事を繰り返し、少しづつコンセプトシートを作っていきます。吉祥様のコンセプトは「神輿や祭りなどのハレの日をイメージした店舗」ということに設定しました。





この時、綺麗なコンクリート躯体はあまり触らずに活かすことでコストメリットにつながると共に、昔ながらの木組はコンクリートという現代的な素材とは正反対で、そのギャップがTHE和風とは違った内装になるという事も同時に提案しています。直感ですが、木組を象徴的に見せる意味でも、周りにそこまでの素材感を求めない方が良いとも感じていました。
そんなこんなで、大体、1週間〜10日の間でコンセプトを立案し、オーナー様と共有します。大きく外れていなければ次はデザインを考えて行く、という流れになります。パースを作成してコンセプトを『カタチ=空間』にするとこういう感じ、というご提案をしていきます。
Part 2 は店舗デザインです!
まず小林商店の第一段階である『店舗コンセプト立案』を説明させて頂きましたが、いかがだったでしょうか?
私たちはまずお客様がこんなイメージ!と理想像をお話して下さるのに答えられるようお話の内容を瞬時に理解しそれを『カタチ=空間』へと組み立て常に共有し合います。
まだまだ『店舗』が出来上がるまでの工程がありますので、次回のブログは、『デザイン』についてです。お楽しみに!