
今回は、『小林商店』の提供価値の第2段階である【店舗デザイン】についてまとめます。
デザインの中にもたくさんの種類があって、私たちがお客様に提供するデザインは『店舗デザイン』です。
では、そもそも『店舗デザイン』とは何なのか?そこから話していきましょう。
『店舗デザイン』ってなに?
『店舗デザイン』とは、空間デザインと呼ばれるデザインになります。住宅をデザインしたり、オフィスをデザインしたり、公共空間をデザインしたりなどが有りますが、その中でも店舗空間をデザインする事を言います。
第1段階の店舗コンセプト立案(https://www.koba-shouten.com/post/blog11)に合わせて、例えば和モダンや洋風といった言葉と共に写真を参考にデザインを行なっていきます。初期の段階ではピンタレストで事前に好みの写真を頂いたり、こちらからこんな空間にしたらどうですか?などの写真を提案したりのやり取りを行います。イメージ写真は今までのストックにプラスして1店舗で100枚近い新しい写真を参考にします。

写真を見たり、図面を書いたりした後にパースを作ります。お客様は毎日図面を見ているわけではないので空間はイメージがつきません。その為、パースを作ることで初めて具体的に自分のお店はこんなイメージになると、想像してもらえるようになります。

『小林商店』が目指す店舗デザインとは?
小林商店が目指す店舗デザインは、そこで働く人達が自信を持って好きと言える空間を作る事だと考えています。空間で商売はできない、とよく言われますが(悲しいですが現実です)、いかに空間が良くても商売が上手くいく事は別の次元になります。
小林商店はその現実を店舗デザイン専門店として受け止め、その上で店舗はなぜ良い空間が必要かを考えています。その答えの一つとして、働く人が自信を持って好きと言える空間を作る事だと考えています。

なぜかと言うと、店舗はそこにくるお客様に自分達のお店のコンセプトを反映した商品を買ってもらう事で収益をあげますが、そのコンセプトにあった空間はそこで働く人が好きな空間である事が大半だからです。
なので、小林商店は誰でもわかる特徴的なデザインを行い、このデザインが嫌ならデザインはしないよと言った考えは持っておらず、その都度お客様と綿密に打ち合わせを行い答えを探していきます。その過程で店舗オーナーも具体的な空間を目の前にして自分達のコンセプトはこうだったのかと発見する事もあります。そう言った経験から、小林商店と空間づくりをした方々には、自分達で空間を作ったという感覚を持ってもらいたいと考えています。

なぜ小林商店が選ばれるのか?
店舗デザイナーや店舗づくりを専門とした設計施工会社は数多く存在しますが、その中でも小林商店が選ばれる理由は2つあると考えています。

1つ目は、フットワークの軽さと店舗専門会社としての経験値です。店舗デザインは商売をする事を目的とした空間です。「これが好き」だけではない、このデザインは商売繁盛につながるか?といった指標と、経済的なロジックを理解した経営者目線によって出来上がっていきます。小林商店は店舗専門ですからお客様が商売をする際に必ず作る事業計画を理解していますので、空気が読める会社と言われる事もあります。また、経験値が豊富だからこそ最短で答えを出し対応するフットワークの軽さがあります。つまり、小林商店は商店と名前のつく会社だからこそ、商売人である皆様が抱える問題を解決する事を目標とした会社を目指しています。
2つ目は、数多くある内装材の中でもカタログに無い素材を使用する事にあります。例えば古民家の柱や梁といった古材や、藍染といった今では珍しい染め行なった暖簾、漆板といった漆の器を塗る時に使用する板だったり、カタログには無い素材を内装材として利用する事で、あなただけの唯一のお店を作る所に特徴があります。

この2つの理由によって小林商店は選ばれる事が多いと感じています。特に1つ目のフットワークの軽さだったり、豊富な経験による対応力は選ばれる理由としてはとても大きいと感じています。

伊勢崎町のお客様に提供する店舗デザイン
それでは、話を元に戻して伊勢崎町の店舗デザインを見てみましょう。
第1段階で作ったコンセプトを空間とする為にオーナーとは週1で打合せを行なっていきました。その際に、ラインで写真が送られてきたり電話でのやり取りを行ったり、オーナーが目指されるお店を見に行ったり、何を求めていらっしゃるかを研究していきます。その都度図面に反映し、レイアウトを作り直し、飲食店ですので厨房機器を選定したりも同時に行います。
その過程を踏みながら、最終的にはお店の雰囲気をパースにしてお見せします。ここまで来る中で様々な事を話していきましたが、パースにした時にイメージが違う事も稀にありますのでドキドキしながらお見せしたところ、そうそうこれ、と言った反応を頂く事ができました。これで店舗のデザインは固まります。

店舗デザインの段階はレイアウトや厨房機器の選定はそこまで重要では無いですが、その内容までお聞きするのは大きくレイアウトが変わるとせっかく作ったイメージパースも変わってきてしまう事があります。勿論、デザインコンペなどで最初にパースを作る事もありますが、ある程度進んで店舗デザインの最後の締めとしてパースを作ると、なぜこのパースになっているかを共有できているのでオーナーの満足感が違い、具体的に空間にしていくこの後の設計や施工の作業の際に、一つの強い軸を作ることが可能となります。
最後に
『店舗デザイン』のことは少しでも伝わったでしょうか?
小林商店はお店づくりで最も大切なのは店舗デザインだと考えています。具体的にパースとして見えますし、やっぱり自分のお店を一番最初にビジュアルとして見る事ができる段階なので店舗デザインが上手くいくとお店づくりも上手くいく事が殆どです。
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次回は、『小林商店』の提供価値の第三段階である【設計】についてです。
お楽しみに!