神田駅東口から徒歩30秒、視認性抜群の立地に位置するバーンラック神田店の計画です。

​立地が抜群ではありましたが、柱型と梁型がとても大きく施術室のレイアウトが難しい25坪のテナントでした。

そういったテナントの中で、いわゆるマイナス面をプラスに捉え、特徴となるような計画ができないかと考えました。

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施術には最低限必要なスペースというものがあります。

バーンラック様が借りたテナントは柱型や梁型が大きく、坪数では測れない施術室のレイアウトの難しさがありました。

そこで、柱型や梁型に抗いながら同じ大きさの施術室を作ることを諦め、最低限のスペースは確保しつつ、

柱がある場所は施術室を長く、柱型が無い場所は普通サイズの施術室を、

また、出来るだけゆったりとスペースとれる場所にはゆったりとした施術室を、

という一つとして同じ大きさのない施術室をレイアウトすることとしました。

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その諦めによって、施術室と施術室の間にある通路は曲がり角が多くなり、その曲がり角が更に奥行きを作る事に成功し、

柱型の大きさから作られる「同じ大きさのない施術室」と共に「曲がり角が多く奥行き感のある通路」を特徴とする店舗になりました。

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街中を歩くと好き勝手に作られた建物の間の路地が楽しかったりします。

敷地形状や法律など抗うことのできない条件に対して素直にデザインされた建物の集積が街とも言えます。

バーンラック神田店で考えたことはその街の作られ方に似ていて、

争うことのできない条件に素直に従うことがそのお店の特徴となるデザインを試みました。