top of page
古民家の宿 紋七
ホテル
小さな古民家の宿
築300年の古民家レストランの移築計画と共に、コロナ後のビジネスを見据えた古民家の宿の計画です。
古民家の宿と言うだけで特別なホテルという認識がありますが、地方という事もあり既に古民家の宿は近くに多く存在し、
差別化の為のコンセプトが必要だと感じていました。
一件の古民家の中にメインとなるレストランとホテルを計画する為、どうしてもホテルは小さくなります。
約40㎡という古民家としては小さなホテルですが、その大きさだからこそ一つの強いコンセプを考えられると思い、
ここにくると落ち着く時間を過ごせるホテルを目指しました。
どうやって落ち着くか?を考える中、この古民家は移築前には樹齢300年の木々に囲まれるまるでトトロの森の古民家だったと思い出しました。
その記憶とオーナーが波乗りを行い自然をこよなく愛する事を受け、緑に囲まれる古民家の宿を目指す事にしました。
大きな面の壁をボーダーとして緑の和紙を貼り、庭には時間の経過と共に生い茂る植物を植えます。
畳やカーテンも緑色で統一する事で、森に囲まれたホテルの記憶や自然を感じる古民家の宿として、
近くに存在する古民家の宿とは違い、奇をてらう訳でもなく古民家そのままの宿な訳でもなく、
人が自然と落ちつける、木や緑といった自然に囲まれたホテルを目指しています。
CREDIT
役割
デザイン
場所
千葉県
業態
ホテル
年月日
2022年7月
デザイン
小林商店
工事
保川建設
撮影
小林商店
bottom of page