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八重洲形成外科・美容皮膚科
クリニック
東京駅から徒歩数分のところに位置する、女性の先生が運営される形成外科・美容皮膚科の計画です。
4階に既存店があり、5階を新店舗として増床するという事で計画がスタートしました。
私たちが考えた事は、クリニックの流行デザインとは違ったアプローチです。
先生がお持ちの空気感や発せられる言葉の中からヒントを得て、醸し出す上品さや気品を空間化するという事です。
自然とそれは既存店とは違った空間となり、5階に来る事が来院される方々の楽しみともなるのではないかと考えました。
5階の新店舗は、既存店を構成する大理石が主役の空間ではなく、
什器や扉はウォールナットを中心とし、壁はグレーとすることで落ち着きを作り出し、
金物などの差し色は黒をメインとして大人な空間を目指しています。
新店舗のイメージを最も作り出す必要があった待合スペースは、
この空間の特性上、どうしても大きな壁面が出来上がってしまいます。
そこで、ウォールナットの板を3種類の幅にカットしてランダムに壁に貼る事で、圧迫感のない大きな面を作り出しました。
また、この壁は収納扉ともなっており、既存店で問題となっている収納問題を解決する大きな収納として、
デザインと機能性を持ち合わせる壁面となりました。
最後に先生のお気に入りの絵は、グレーがかった墨絵の絵で空間との相性も良く、
この絵の為の空間だったのではいかと錯覚を覚える程でした。
CREDIT
役割
店舗デザイン
場所
東京都
業態
クリニック
年月日
2024年02月
デザイン
小林商店
工事
株式会社シータ
撮影
長居 安寿哉
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