匠の技


小林商店の現場風景

想像を超えるスピード


私は、あまり現場には立たないから現場がどのペースで進んで行くのか全くわからない。だからこの日も凄い猛暑でとっても暑かったから、現場の暑さを想像し覚悟した。


いざ、着いてみると、、あれ??ここどこ?前に来た所だっけ?と目を疑うくらいに工事は進んでいた。思わず大きな声で、凄い!!と叫んでしまった。本当に作業は何も無い状態から壁の骨組み、仕切りまで完成していて驚いた。

小林商店の現場風景

同時に一番びっくりしたのが、エアコンが付いてたことだった。

想像していたのとは真逆で凄く涼しかった。

でも、涼しいという感情はどこかにいってしまった位に職人のスピードには驚かされた。


滝のように流れる汗


今回は、動画の撮影だけでなく、私も作業に取り掛かる日。

先日宝探しで発注した宝の一部が届く日で、朝早くに家を出てきた。

家からはかなりと言っていいほど遠いので眠かった。暑いより眠い。

小林商店の現場風景

そして、私が到着して10分も立たないうちに宝が到着。

トラックの中からテープで巻かれている長い古材の束と古建具が入っていた。

トラックの運転手は、在庫確認をして私と社長に宝を渡してきた。

相当重そうだったが、二人でならいけるだろうと、外から店内に運ぼうとしたら、トラックの運転手がせっかく宝探しのオーナーが束ねてくれたテープを解いてしまった。


私たちは、何をやってくれちゃったんだと思いながら、何も言えず、1本目の木を持った瞬間に社長と目があった。1本の木の重さが相当なものだったから明らかに、何本も束ねた状態でなんて到底無理な話だった。1本運んだだけでもう滝のように汗が出てきて、眠さなんてどっかに吹っ飛んでしまっていた。長さもある木を工具や職人の人や警備の人がたくさんいる中、何往復もするのは大変だったが何とか運び終え、ひと段落した。


小林商店の日本匠の技

こういう作業は、普通大工さんやトラックの人が運ぶものだと思っていたが、小林商店は、自分たちができることは自分たちでやるスタイルで、職人さんに作業を集中してもらい、より良いモノを仕上げて欲しいと社長は言う。ここにも職人の考えがあったと思い納得した。


見せつけられる仕事っぷり


店内にたくさんの長い木を運び終わると同時に、大工の職人たちがザワザワと動き初め、その木の長さをごっついメジャーで測り始め、丸鋸で木を切り始めた。

私は、やっと休めると腰を下ろしたばかりなのにその大工の素早すぎる光景を見て、私もすかさず動画撮影の準備に取り掛かった。こんなにも早く手際良く仕事をする姿に驚いた反面、最初に現場に着いた時に思った工事の進捗具合にも納得した。そして、自分の仕事の段取不足を痛感した。


小林商店の現場風景

動画撮影の準備を終えた段階では、もう2本目の木が終わっていたであろうか、、、

正直に言うと、この木がどこの何に使われるのか全くわからないまま撮影に取り掛かったのだけど、とりあえず職人のあとをくっ付いて撮影を始めた。


日本の匠の技


まず最初に、カウンターも天井部分を二人がかりで測っていて、ここに木を持ってくるんだろうなというのは何となくだが伝わってきた。でもどうやってここにあんなに重たい木を取り付けるのだろうと思い次の作業へ。


小林商店宮大工

メジャーで測った長さに、木を切っていく作業。これも何となくわかった。

次に、端の方を何やらメジャーで測っている。しかもかなり細かく鉛筆で印を付けて測っていた。


淡々と進んでいく作業で、私も撮りながら見ていたから考える暇もなく、その木を切り始めた。全部スッパッと切るのではなく、1/3は残したまま何回も何回も細かく切り始め最終的にはそこの部分を切り抜く形になった。この工程を2本やり、カウンターへ持っていく。


もちろん職人さんも二人がかりでカウンターの天井へ運び、1本は切り抜き部分を上向きに、もう1本は切り抜き部分を下向きにした。


まさかとは思ったが、そのまさかで、切り抜き部分が下の木を上に乗せた瞬間、気持ちいくらいにすっぽりと木と木が合体した。微調整でゲンノウでトントンとやれば完成!何という職人技!しかも1発で見事に完成させた。


小林商店の日本匠の技

この工程には、私は本当に驚きを隠せなかった。素晴らし過ぎる。

釘等を一切使わずに、木だけで作りあげる、この日本伝統の技。職人技。

なかなか工程を見られるモノでは無いから、凄いモノを見せてもらった。


私の印象が変わった小林商店への思い


今回の現場に来て小林商店への印象が変わった。

日本文化を使い、日本の伝統を使い、日本の職人技を使い、作り上げる素晴らしい作品を提供している素晴らしい会社だと確信した。


小林商店の現場風景

こんなにも日本は美しく、素晴らしいモノがまだまだたくさんあるし、小林商店は仲間を持っているから、より多くのお客様に使って欲しいし、そこに来てくれた、見てくれた方々にも伝え、発信していきたいと強く思った。