【インタビュー】八重洲形成外科・美容皮膚科
- 小林商店 株式会社
- 9月15日
- 読了時間: 9分
東京駅から徒歩およそ5分。全国各地から人が集う場所としてこれ以上にないほどの好立地に八重洲形成外科・美容皮膚科は存在する。日本全国の「美のかかりつけ医」を目指すオーナーである原かや氏にインタビューを行った。

お医者様を目指されたきっかけは?
「ブラックジャックに憧れたんです。あんなスーパー外科医になりたいと小さいころから思っていました。」
「親族に医者が多いなど、実際に医学部に入るきっかけは沢山ありました。ブラックジャックになりたくても、なれない。なぜか?それは現代の医学だと診療内容が細分化されているからです。漫画の様に、オールマイティな医者にはなれない中で職人のような唯一無二のスキルを身につけたい、と思い形成外科医になりました」
中学校の頃に、作文コンクールで賞を取ったことがある原氏。
その時の内容にはすでに「将来はブラックジャックみたいなお医者さんになりたい」と書いていたとのこと。
医者を目指されている中で、大変だった事はありますか?
「勉強は大変だった。あまり優秀な方ではなかったが、いわゆる進学校に通っていたので医学部に行くのは難しくはなかったんです。紆余曲折ありましたが初志貫徹で医学部に入りました」
クリエイティブな仕事がしたい
「やりたい事が明確で羨ましいって周りからよく言われます。皆、医師免許取得後、どの診療科に進むかという点で大いに悩むのですが、私はずっと形成外科医になるって決めていましたので、同期が進路に悩んでる時に、いろいろな病院に見学に行き、どこで形成外科を学ぼうか考えていました」
と当時を振り返る。
「外科医の中にも、頭や腹、骨などの運動機能など、様々な診療科があります。その中でも形成外科は”クリエイティブ”な仕事だと強く感じました。手術の方法に正解がなく、結果にいわゆるアートな要素があって。例えば目の手術とか、誰がやるかによって仕上がりが全然違うんです。そういった個人の資質が、わかりやすい形で結果につながるのが形成外科の面白さだともいました。他の科だと、多くの場合は機能的な改善が目標であって、それ以上の事は求められないことが多いのです。美しい傷とかは大事かもしれないですけど、基本的にクリエイティブな要素は求められていない。形成外科だと、「自分らしさ」を多少出せるんじゃないかなと思ったのです」
美容に着目した理由は何ですか?
「元々、美容もやりたいなとは思っていました。特に、形成外科医としてレーザーなどの治療のプロフェッショナルとしての自負がありますので、美容ととても相性が良いと感じています。美容と形成とは本来根本が繋がっているんです」

大切な人に自信をもって紹介できる病院を作る
「例えば、私は鼻の手術はしないのですが、鼻の手術をしてもらうなら何先生が良い?と頻繁に聞かれます。中にいるからこそ、この先生がいいんじゃないか?というおすすめができると思っています。人間性、スキル、リスクを取る取らない、などいろいろな要素を総合して、お勧めすることがあります。」
「自分の患者さんにも、私が行わない施術に関しては、この先生とこの先生がオススメだから、自分でカウンセリング行って、1番話が合いそうで信頼できると思うところに行ったらどうですか、みたいに話すことが多いです」
「一般の方が見ているSNSでの一面と、中から見る世界は全く異なります。SNSは、“その人が見せたい自分を見せている”ことを前提に見たほうがよいと思います。また、スキルがどんなに素晴らしくても、コミュニケーションがうまくないドクターもいますし、相性もありますから、そういった点も含め医師を選ぶ必要があると思います。」
お客様に最高の治療を受けてもらうのが最優先
「形成外科医の中には、得意じゃない手術もすべて自分でやりたい先生が多いらっしゃいます。私は、うちの患者様が最高な治療を受けれるのであれば、私が手術をしなくても良いと思っています。」
開院された場所とかにもこだわりについて教えてください
「ご縁があったというのが一つ。日本中どこからでもアクセスが良いこと。私が開業した当時はあまりこの辺りに、美容クリニックはなかった。オフィス街で、保険診療の形成外科をやってるクリニックも無かったので、私のコンセプトのピッタリだともいました」
「漠然とした将来の夢なんですが、アクセスのよい東京駅のこの地にあらゆるレーザー治療を受けることができるクリニックを作りたいです。私はレーザーの指導医という資格を持っています。レーザー治療を必要とする患者様は日本全国にいるのですが、レーザー治療機器が高額であるため、居住区によって受けれる医療が異なるのです。アクセスのよい東京駅のこの地で、すべての人が最高の治療を受けれる施設をつくるりたいと思っています」
原氏は続けてこう話した
「全ての人が良い治療を受けれるようにするには、アクセスが一番大事だともいます。小さな子供を連れている親ごさんは特に乗り換えなど少ない方がよいに決まっています」
東京駅のアクセスの良さは今のクリニックにおいても十分に活用されている
「日本全国に当院のかかりつけの患者様がいらっしゃいます。海外在住の日本の方にも帰国時にご来院される方が多いです。」

内装のこだわり
「下の階(既存のフロア、今回改修工事をおこなった)で開業した時は、私もまだ若く、予算もさけなかったので、清潔感と性別問わず来れるという点を重視しました。今回、少し経営も安定してきて、患者さんも増えたタイミングで上のフロアが空いたんです。幸運でした。2フロアに増床するにあたって考えたのが、人が集える場所にしたいという点です。セミナーができたり、クリニック以外のプラスアルファの価値ができるといいなと思いました」
お客様を受け入れるだけではなく、情報をアップデートする場所としても活用していくことを想定して小林商店にオーダーして内装を完成させた。
「少し落ち着いた感じで、待合室を広く、待合のモニターは勉強会での活用ができるように。また中の部屋は普段は独立したスペースとして活用しつつも、必要なときは2部屋をつなげて広く使えるようこだわりました。既にセミナーを何回か開催しているのですが、大きく部屋をつかうことができることで、可能性が広がっています。情報の発信や教育ができるようになったことは今後のクリニックの在り方を買えるほどの変化だと思います。子育て世代として、時間の融通が利かず、時代に取り残されている焦燥感をいつも抱えているのですが、情報を私のところから発信することで逆に時代の真ん中にいられるんじゃないかと思ったんです。」
店舗のデザインはいろんな角度から計算した。小林商店にはシンプル且つ全てのものに意味があるというのをお願いしたという。
壁一面の収納はもちろんスペースを広く見えるような内装を展開
「ここは全面壁面収納で、元々ある棚なども活用してもらいました。内装を見て貰えば分かると思うんですけど、効率的ですごく動きやすい造りになってます。シンプルだけれども、おしゃれ感があって写真映えする、っていうのを提案してくれたのが小林さんだった。東京駅駅前のめっちゃ坪単価の高い場所ですから、1ミリたりとも無駄なスペースをつくりたくなかったんです。共有スペースは人が集う場所にもなるし、勉強する場所にもなる。色々な用途に使える場所を作りつつ機能的であるという願いを見事に両立させてくれたのが小林さんでした」
クリニックは書類が多い。加えて原氏は勉強会や情報発信を行い人も指導していく中で、膨大な紙の資料を所有しているとのこと。その悩みが解決できる提案をしてくれたのが小林商店だったと振り返った。
今後の展望
5年おきに店舗を拡大しているので子供達にはまた5年後にフロアが増えるのではないかと期待されていることを笑顔で話した。
「店舗を移転して広げるのではなくて、上の階を借りたのには理由があります。ずっとフルタイムで働けるとも限らないので、移転して大きな場所に引っ越しをするのはリスキーだと思いました。再度狭くしようと思った時、気軽に業務を縮小できるのは増床のメリットだと考えています。」
「自分が教わってきたことを下の世代にも同じように伝えていきたい」と思っています
「やりがい。社会貢献。社会の役に立ちたいと思っています。ありがとうと言ってもらえる仕事をしていきたいです。私がたくさんの先輩方にいろいろなことを教えてもらって今に至ったように、私も若い先生方に惜しみなく与えていきたいと思っています。」

「半径20メートルの幸せ」目の前にいる患者さんを大事にすること
「“半径20メートルの幸せ”をいつも意識しています時間って限られていますから。できないことも多いのですが、半径20メートル、つまりこのクリニックの広さくらいにいる人の幸せを大事に考えています。」
従業員、家族、会いにきてくれる患者様。
「自分の身近にいる人を大事にする。自分の身近にいる人に対して、みながハッピーになるような努力をすると、そこから幸せの連鎖が起こる。」
「遠い所が魅力的に見えたりする時もあると思います。インスタとかSNSとかで全然顔が見えない人を一生懸命相手する。それも大事ですが、何よりも優先しているのは、わざわざ私のところまで足を選んできてくれた患者さんです。来てくださった患者様をしっかり診て、真摯に対応する事がなによりも大事な事だと考えています」
「相手を大事にしないと、相手からも大事にされないですし、大事にしてるっていうのは相手に伝わるものだと思っています」
小林商店との付き合いに関してもこう振り返った
「小林さんとお付き合いしていく中で、もっと予算があればもっといいだろうとか、色々思うことはあリマした。その中でもギリギリの中でやってもらいつつ、でも私が小林さんに出来る事は、なるべく、こんなに良くしてもらったんだから、お返ししたい。みたいな考えは常にあります」
「出来ない事はあるけれど、出来る中で相手のこと考えて、想像力を働かせてみる。それが、私なりのコミュニケーションのコツです」
経営者として、母親としてコミュニケーションを大切にしている原氏。
これまでのチームビルディングと個の成長に関して考えを話してくれた。
「自分のキャパより大きな事をする。ちょっと無理な依頼とかも、依頼してくれた人が、私を信頼して依頼してくれるんだから、私はできるに違いないって自分を思い込んで、ちょっと無理をする。ちょっとの無理の積み重ね、これは大事だと思う。あと、チャンスがきた時にできないって否定する前に、ほんの少しふんばってみる。その胆力があると人間は成長できるんじゃないかなって思う」
「自分で働いてて思うのが、周りを変えるのは難しい。」
「自分が臨機応変にいつでも対応できるよう、セルフコントロールも大事だと思っています。ストレスを溜めない。自分の感情が揺さぶられるのは好きじゃないので、ニュートラルな状態を保つようにしています。」
常に時代の最先端の情報を自分でも学び、発信し人に伝えていく。
業界全体の成長と向上を考えて原氏は学ぶこと止めることなく、自分自身のアップデートも欠かさない。
”人は良い治療を受ける権利がある”
八重洲形成外科・美容皮膚科は、人を大切にするという何よりも優先すべき本質を大事にしている。
原氏が目指す日本全国の「美のかかりつけ医」、すでにその存在になりつつあるのかもしれない。
オーナーの原かや氏は日本全国の患者様の「美のかかりつけ医」を目指し日々診療を行っている。
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